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頭から煙の出る話w
トヨダ氏のところの書き込みで、いろいろと考えてみたのでまとめてみます。

バイクのマフラーで一番必要な機能は何でしょう。

どんな性能の悪いマフラーでも、市販品で公道用(サーキットでも)のマフラーが持っている機能。
「消音機能」
はっきり言って,排気効率だけを求めたらマフラーなんて不要。
族車のようにシリンダヘッドから出たところで、エキパイぶった切ってしまえば最高の排気効率が得られます。

で、消音機能と排気効率を両立させよう、無音で直管並みの排気効率を得るためにはどうすればいいか。

答えは、だだっ広いサイレンサーを作ればいいのです。

たとえば、体育館並の広さの防音室を作ってそこにエキパイを繋げる。
ほとんど無音で最高の排気効率が得られます。
走行不能ですが・・・

体育館は無理としても、サイレンサーはでかければでかいほど消音効率は上がると考えています。
消音効率さえ上がれば、サイレンサー内径を上げることが出来るので排気抵抗は減らすことが出来ます。
さらに、サイレンサー内部のパンチメッシュをメガフォン状にすればさらに排気効率は上がります。
サイレンサーのサイズで稼いだ消音効果を食いつぶして、排気効率をかなり求めることが出来るかと思います。

それなら、サイレンサーの巨大化をさらに進めてエキパイは出来るだけ短めで、少しでも軽量化すればよいのではないか?

実はエキパイは排気効率に大きく貢献していると私は考えています。

シリンダの中で爆発した排気ガスは、混合気が燃えて膨張した排気ガスの力でクランクを回します。
用済みになった排気ガスは排気バルブから排出されますが、バルブから抜け出したばかりの排ガスはまだ大気圧よりかなり高い圧力を保ってます。

高い圧力で排出された、排ガスはエキパイを通るうちに少しずつ圧力が下がり体積が増えて膨張します。

テーパー状になった高性能マフラーをよく見かけますが、膨張しやすくするためにだんだんと太くなっているのだと思います。

頭から煙の出る話w_c0133769_1920451.jpg


圧力が高いまま排出されるより、圧力を落としてから消音した方が消音効率が良く、サイレンサーの内径を絞ったりバッフルを突っ込んで消音する必要性が減る・・・と言うことです。

たとえば、エキパイを排気バルブから出た直後から急激にメガフォン状にし極太エキパイでサイレンサーに繋げたらどうなるでしょう?

・・・試したことがないので、何とも言えませんがおそらく徐々に広がるエキパイとたいして変わらないと思います。
急激なテーパー部分で乱流が起こるので、排気抵抗になりそうな気もします。

どのようなエキパイがベストかはエンジンの仕様によって「排気玉」の圧力が変わるし、同じエンジンでも回転域によって「排気玉」の感覚が違うのでこのあたりはベストなエキパイを作るのはかなり難しいと思います。

ワンオフで作るエキパイはピークパワー重視で作るからこそ値打ちがあるわけで、中低速の排気玉のまばらな状態だとノーマルかノーマルと変わらない形状のものがベストだと思います。

で、ノーマルや高性能で静かなマフラーに付いているサブチャンバー室ですが、「排気玉」が膨張してくる後半部分でサブチャンバーを利用して膨張を助ける役割をしている・・・と思います。

要するに、排気脈動を出来るだけ減らした排気的には歯切れの悪いマフラーが静かで高性能なマフラーと言うことになるような気がします。


ただ、ここで書いた理論は高回転域での高性能であって、低回転重視であれば短いエキパイやふん詰まりサイレンサーも有りです。

・・・でも、うちのマフラーやたら目ったら「排気玉」がぶっ飛んでるような気が・・・

サイレンサー内径がでかいので、消音的には高性能とは言えませんね・・・w
by sr534r | 2011-06-18 19:45 | バイク | Comments(0)
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